■パソコンで使われる単位
パソコンでもっとも多く利用される単位が、Byte（バイト）です。パソコン内の音楽も文書も写真も、すべてデータとして扱われています。データには大きさ＝容量があり、その単位がバイトになります。写真や文書を入れておくハードディスクやメモリでも、単位としてバイトが使われます。
データの大きさを表す単位の中で、もっとも小さい単位はbit（ビット）です。
ビットが8個集まると、1バイトになります。つまり8ビット＝1バイトです。そして、1024バイトが1KB（キロバイト）、1024KB（キロバイト）が1MB（メガバイト）、1024MB が1GB、1024GB が1TBになります。
ちなみに1024TB は1PB（ペタバイト）、1024PB（ペタバイト）が1EB（エグザバイト）です。
●データの単位
●主なデータの容量の目安
文書：500KB
デジカメ写真（1 枚）：3MB
音楽（1 曲）：5MB
動画（60 秒）：75MB
CD-R：700MB
DVD-ROM：4.7GB
メモリ：4GB
ハードディスク：1TB
■パソコンで使われるその他の単位
パソコンで使われる単位には、その他にもたくさんあります。
●bps（ビットパーセカンド）
通信速度を表わす単位です。1秒間に何ビットのデータをやり取りできるかを表します。
ADSLや光ファイバーの速度は、bpsで表現されます。
通信速度には最大値と実測値があり、実測値が大切になります。例えば光回線の場合、最大値は200Mbps、実測値は80Mbpsくらいになります。
80Mbpsは1秒間に80Mのビットを送れるということですから、バイトに直すと10MB（メガバイト）送れることになります。
●px（ピクセル）
画面や画像の寸法に使われる単位です。画像やディスプレイがいくつの小さな■（四角）でできているかを表しています。100ピクセルは■が100個並んでいることになります。
●画素数（がそすう）
デジタルカメラで撮影可能な写真の寸法を表す言葉です。縦ピクセル×横ピクセルが画素数になります。2048ピクセル×1536 ピクセルの写真が撮れるデジカメは、300万画素のデジカメということになります。
●dpi（ドットパーインチ）
解像度という、ディスプレイやプリンタなどで出力する際の単位です。1インチあたりのドット（点）の数を表しています。
数値が大きければ大きいほど、微細な描写で出力できるようになります。つまり、キメの細やかさです。プリンタり場合は、ppi（点ピクセルパーインチ）とも言います。
●point（ポイント）
文字の大きさや、エクセルのセルの高さなどを表す単位です。1pointは約0.3mm程度ですが、プリンタなど、出力する機器によって若干異なります。
●inch（インチ）
テレビやディスプレイの画面の、対角線上の長さを表す単位です。1inchは約25.4mmです。
●fps（フレームパーセカンド）
動画などに使われる、1 秒あたりのフレーム（コマ）の数を表す単位です。この数値が多ければ多いほど、「なめらか」な動画になります。
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