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パソコンが壊れる原因は、いったい何?

■パソコンが壊れるということ
初心者が「パソコンが壊れる」と言った場合、物理的(ハードウェア)な不具合とシステム(ソフトウェア)の不具合の2つの意味が含まれています。
しかし、正しくは物理的なトラブルのことを“故障”と言います。
物理的(ハードウェア)な不具合の場合は、部品を交換することが必要な場合があります。
故障の原因としてもっとも多いのが、自然故障です。
多くの方がパソコンをエアコンや冷蔵庫、テレビなどの家電製品と同様に考えていますが、パソコンは一般的な家電製品とちがい、大変壊れやすいものです。
特に、大幅なコスト削減で安価な部品が多く使われているような製品は、2、3年で自然故障が発生します。
使用・取り扱い方法が原因の故障としては、以下のようなものがあります。
なお、10万円近くかかるパソコンが2~3年で壊れてはかないません。そこでおすすめしているのが、家電店などの延長保証です。
パソコンが自然に壊れてしまった経験がない方には不要に思われがちですが、いざという時のために入っておくと安心です。

■物理的(ハードウェア)な不具合
熱・磁気
意外と多いのが、熱による故障です。
もともとCPUは発熱しやすく、パソコン自体が熱を冷ましにくい構造のため、高温になり故障につながります。
ファンなどの熱を排出するための出入り口は、ホコリが溜まってふさがらないよう、エアーダスターなどでこまめに清掃をしましょう。また、内部のハードディスクに限らず、磁力を持つ部品が多くあるため、近くに磁気のでるものを置かないようにします。
01-18-risk落雷
私の教室で注意を喚起する前は、年に1人は雷でパソコンを壊していました。
今は雷が多くなる前に、注意するように伝えています。地域にもよりますが、近くに落ちることで電源や電話線などから雷が侵入しますので、近いなと思ったら電源ケーブルやLANケーブルを抜きましょう。
持ち運び
USBケーブルを挿しっぱなしで持ち運んでしまうと、中の樹脂部分が折れて接触不良になり、使えなくなることがあります。
最悪の場合、USB端子がメインの基盤から剥がれてしまうと、電源が入らなくなってしまいます。
落下・衝撃
ノートパソコンなど持ち運びが多いものは、まちがって落下させてしまうことがあります。
パソコンが動いている時に落下や衝撃を与えると、ハードディスクにダメージを与えてしまい、最悪、データなどの救出も難しくなります。液晶も衝撃に弱く、割れてしまうことがあるので、持ち運ぶ際はソフトケースなどに入れておきましょう。
01-33水没
長い時間浸かってパソコン内部に水が侵入してしまうと、データ救出も難しいでしょう。
水がかかってしまった場合は、慌てて電源を入れるのではなく、十二分に乾かし、時間をおいてから祈るように電源を入れてみましょう。
01-34異音の原因
パソコンを使っていると、今までにない大きな音がすることがあります。
異音の原因としては、ファンの故障、ハードディスクの故障などがあげられます。
ファンは扇風機のような構造になっているため、中心の軸がずれるとかなり大きな音が鳴ります。
ハードディスクも同様に、円盤状のものが高速で回転し、レコードのような針がついている構造になっているため、少しでもゆがむとカリカリという異音がしてきます。
ハードディスクは強力な磁石でできているので、磁力があるものの近くに置かないようにしましょう。


■システム(ソフトウェア)の不具合
プログラム
パソコンが動かなくなるもっとも多い原因は、このプログラムが原因の不具合でしょう。
プログラムの更新の途中で強制終了してしまった時や、新しいプログラムを入れた時、また何の脈絡もなく(本当はあるのですが気がつかない)起動不能に陥ることがあります。
これらを避けるのは難しいので、データのバックアップをとっておいたり、いざという時のために問い合わせ先やサポート会社などに連絡できるようにしましょう。
ウイルス感染
次にあげられるのが、ウイルス感染です。
強力なセキュリティ対策ソフトがあれば、危険なプログラムを実行しないように完全シャットアウトできますが、それでもいつのまにか自分で許可を出していたり、USBメモリなどから感染することもあります。
データの入れすぎ
最近のパソコンで容量がいっぱいになることはまずありません。
しかし、テレビの録画や動画編集などをしている場合は、扱うデータの容量が大きく、いっぱいになることがあります。
ハードディスクの容量が1GBを切ったあたりから、トラブルが増えます。不要なファイルは削除して、すぐに使わないファイルは外付けハードディスクやDVD-Rにバックアップしておきましょう。

困った1-15


【たくさがわ先生が教える パソコンの困った! お悩み解決超入門】
第1章15節からの抜粋    
(Amazonで本を参照)

 

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